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2006年6月22日木曜日

UML中級講座 第54回 DestroyObjectAction

筆者はこのブログをアップル社のパワーブックを使って書いているのですが、インターネットユーザーの大部分はマイクロソフト社のインターネット・エクスプローラーを使用して見ているとのことですので、時々確認のために手持ちの古いIBM/PCや、マックOSの上でWindows環境をエミュレートするVirtualPCを立ち上げて見ています。
ところが、前者は持ち運びができず、後者はスピードが非常に遅いので、何か良い方法がないかと思っていたところ、先日発売開始されたMacBookとその上でWindows環境をエミュレートするParallelsと言うソフトの組み合せがなかなか評判が良いということで、早速、手に入れて走らせてみました。
結果は、スピードの点で全く申し分なく、VirtualPCは言うに及ばず、実機であるIBM/PCの速度を凌駕し(多分機械が古いせいでしょう)、またWindowsだけでなく、Linuxもインストールでき、なかなか快適なワーキングベンチが実現出来ました。
ところが、後になって気付いたのですが、モバイルで使っているPHSモデム(WillcomのAH-F401Uと言う機種です)がintelMac に対応しておらず、昨日は一日中オフラインの状況になってしまいました。

かつて、携帯電話が出回り始めたころ(十数年前)は、携帯電話でいつ呼び出されるかも知れないと言う状況が1つのストレス源でしたが、今や逆にオフライン下におかれることがストレスになってしまったようで、落ち着かない一日でした。

さて、前回に引き続き、オブジェクトアクションの1つ、DestroyObjectActionを解説します。

5−4−2 DestroyObjectAction

入力ピンのオブジェクトを消滅させるアクションであり、初期値やリンクを設定したり、ステートマシンの遷移を引き起こしたりと言った副作用を全く伴いません。
また、オブジェクトとしてリンクオブジェクトも対象になり、その場合DestroyLinkActionの定義に沿って処理されます。(DestroyLinkActionの項を参照。)

【属性】
このアクションは2つの属性、isDestroyLinksとisDestroyOwnedObjectsを持っており、意味は次の通りです。

❑ isDestroyLinks 初期値はfalse
• この属性がtrueの場合、対象のオブジェクトが関わっているリンクもすべて消滅させる。

❑ isDestroyOwnedOwnedObject 初期値はfalse
• この属性がtrueの場合、対象のオブジェクトが所有するオブジェクトもすべて消滅させる。

【制約】

• i 入力ピンの多重度は1



図11−06