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2006年6月5日月曜日

UML中級講座 第43回 第5章 アクション

今回から、第5章アクションです。

5章 アクション
5-1 アクション概説

アクションは、振る舞いを規定する上での最も基礎的な単位であり、通常はいくつかの入力と出力から構成されます。
メタモデル図では、これらの入力や出力がそれぞれ入力ピン(InputPin)、出力ピン(OutputPin)という分類子によって表されます。
大部分のアクションは、実装から独立した振る舞いを定義しています。
これらのアクションは、1)計算をする、もしくは2)対象のオブジェクトのメモリーへアクセスする、のどちらか一方だけを行う極めて原始的なレベルまでブレークダウンされています。
これにより、振る舞いの定義の、精密性・正確性を維持する為の下部構造(インフラストラクチャ)の定義が可能となります。
通常のコンピュータ言語はこれらを組み合わせたもう少し複雑な体系をしておりますが、これは、アクションパッケージで定義されたごく原始的なアクションを組み合わせることにより構築できます。