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2006年6月8日木曜日

UML中級講座 第46回 CallOperationAction

本日は、CallOperationAction、いわゆる操作の呼び出しに相当するアクションのメタモデルの解説をします。

5−2−1−1 CallOperationAction

CallOperationActionは、操作を呼び出す要求を、ターゲットのオブジェクトへ送るアクションです。
引数の値は、呼び起こされた振る舞いによって使用されます。
同期型の場合は、呼び起こされた振る舞いが完了し、リプライが呼び出し側に返ってくるまで待機します。
またリプライの値は、結果ピンに置かれます。呼ばれた側に例外が発生した場合は、呼び出した側に例外が送られます。
非同期型では、操作の呼び出しのあと、呼び出し側と呼び出された側の振る舞いは、並列処理になり、仮に呼び出された側の操作に戻り値があったとしても、呼び出し側には渡されません。

【制約】
❑ i 引数ピンと、操作のinおよびin-out型のパラメータの数は等しい。
❑ ii 結果ピンと、操作のoutおよびin-out型のパラメータの数は等しい。
❑ iii ターゲットピン(ターゲットオブジェクトを指定する入力ピン)は、操作の所有者のタイプと同一。



図11−04