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2006年6月9日金曜日

UML中級講座 第47回 CallBehaviorAction

九州は昨日梅雨入りしたそうですが、皆さんのお住まいの地域はいかがでしょうか?
東京地方は、朝から雨が静かに降り続いています。

さて、 本日は、CallBehaviorActionについて、解説致します。

5−2−1−2 CallBehaviorAction

CallBehaviorActionは、昨日解説したCallOperationActionが呼び出し要求をオブジェクト(自分自身のオブジェクトを含む)に送るのに対し、直接振る舞いを呼び出すアクションです。
典型的にはアクティビティの呼び出しがこれに当たります(アクティビティ図の章を参照)。

非同期型の場合、振る舞いの呼び出しを行なった時点でアクションそのものは完了し、その後の振る舞いは並列処理になり、仮に呼び出された側に戻り値が発生したとしても呼び出した方には渡されません。

同期型の場合は、呼び出した振る舞いからリプライが戻るまで待機し、戻り値は結果ピンに置かれます。
例外が発生した場合は、呼び出した側に例外が送られます。

【制約】
❑ i 引数ピンと、呼び出される振る舞いのinおよびin-out型のパラメータの数は等しい。
❑ ii 結果ピンと、呼び出される振る舞いのoutおよびin-out型のパラメータの数は等しい。
❑ iii 引数ピン、結果ピンのタイプ、順番、多重度は、呼び出される振る舞いのパラメータに等しい。



図11−04