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2006年5月30日火曜日

UML中級講座 第39回 コンポーネント図のコネクタ

4−2−2 コネクタ

コンポーネント図で用いるコネクタは、複合構造図のコネクタを元に拡張し、次の二種類があります。

委譲コネクタ

委譲コネクタは、外部の契約(ポートにより規定される)と、コンポーネントの内部のパートにより実現される振る舞いとを結びつけます。
委譲コネクタは、ポートに到着したシグナル(操作(オペレーション)の要求やイベント)を、ターゲットに転送します。

アセンブリコネクタ

アセンブリコネクタは、二つのコンポーネント(サービスの要求側コンポーネントと提供側コンポーネント)の間を結びつけます。
アセンブリコネクタは、提供インタフェース(もしくはポート)と要求インターフェース(もしくはポート)を結びつけます。

委譲コネクタは別の見方をしますと、コンポーネントの振る舞いはコンポーネント自体が実現しているのではなく、他の互換性を持つものによって実現していると言う宣言とも言うことが出来ます。

また、委譲コネクタは、内部の複数のコンポーネント、複数のポートに接続することがでます。
そして、シグナルは内容に応じて適切な経路が選択され転送されます。