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2006年5月15日月曜日

UML中級講座 第30回 コンポーネントの表記

本日は、コンポーネントの表記法について、解説致します。

4−1−2 コンポーネントの表記

図G01



コンポーネントの表記法は、従来からのUML1.Xでの書き方とは異なっています。
コンポーネントは基本的にクラスの一種ですので分類子を表す四角形を用い、その中にステレオタイプ <<Component>> を記入して表現されます。
また、オプションとして、従来使用してたコンポーネントのアイコンを、四角形の右上に記入して、表示することも出来ます。
図G01の (a) は、コンポーネントの表示例です。
図(a)は、要求インターフェースをポートなしに一つ持つコンポーネントを表しています。
図(b)は、ポート経由で一つの提供インターフェースを持つコンポーネントを表し、図(c)では、一つのポートに3つの提供インターフェースが接続されています。
図(a) (b) (c)に示されているように、ポートは省略可能です。
なお、この表現は、コンポーネントの内部情報を示さないので、外観表現(External View ) もしくはブラックボックス表現と呼ばれます。