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2006年5月24日水曜日

UML中級講座 第36回 コンポーネントの理解(続き)

前回(第35回)の最後に示しました図G08について、引き続き解説をして行きたいと思います。

コンポーネントの中のコンポーネント

図G08 ストア コンポーネント

図G08はコンポーネントの中にコンポーネントが入れ子になっている状態を表しています。
この図では、オーダー、顧客、 製品の3つのコンポーネントはパート名が省略されています。
また、提供インターフェースと要求インターフェースは、通常では依存関係で結びますが、それをかみ合わせた形で表現されていて、間の依存関係を示す波線矢印がない表現があります。(形状としては図G01の(d))





これをアセンブリコネクタと呼びます。
ポートとパートのインターフェース間に、<< delegate >>というステレオタイプがついたコネクタがありますが、これを委譲コネクタと呼びます。(意味するところは、コンポーネントのインターフェースの実現の権限を別の分類子に委譲するというところから来ています。)