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2006年5月17日水曜日

UML中級講座 第32回 インターフェース

コンポーネントには欠かせないインターフェースの表現について見て行きます。
インターフェースは、ご存知の通り分類子の一種ですので、分類子を表象する四角形で表すことができ、その際、ステレオタイプ << interface >>を使用してインターフェースであることを宣言します。
インタフェースを、単にボール(提供インターフェース)やソケット(要求インターフェース)の記号で表すと詳しい情報が書き切れない場合には、この分類子の四角形を用いて表します。
図G04は、インターフェースの表現例です。 「OrderEntry」は提供インターフェース、「人」は要求インターフェースを表しています。

図G04



この図では、2つのインターフェースと真中の「オーダー」クラスの関係を示す図形として、2種類の矢印が使用されています。
通常、クラスの提供インターフェースはクラス自身が実装することに責任を持ち、実現の関係を示す白抜きの矢を持つ破線で示され(図中の「OrderEntry」と「オーダー」間の記号)、それに対し、要求インターフェースは、他のクラスによって実現されたインターフェースを使うだけの関係ですので、依存関係<<Use>>で結びます。
また、それぞれのインターフェースには、オペレーションが記述されていますが、この形式も、外観表現(ブラックボックス表現)の一種です。