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2006年5月9日火曜日

UML中級講座 第26回 コネクタのメタモデル図

昨日に引き続いて、コネクタのメタモデル図を見て行きましょう。
メタモデル図を学習する上で一つ厄介な点は、1つずつの図が完結しているわけではなく、
お互いに参照し合って全体を構成している点です。
そのために初めて学ぶ人にとっては、未知の概念が次々に出てきて、それを説明するメタモデル図について、ものによっては、かなり後で学習することになる点です。

この傾向は、メタモデル図だけの問題ではなく、オブジェクト指向型設計・分析においては、高度なものになるにつれてその傾向が顕著になってきます。
(注: 通常のモデル図では、全体像を把握する上で、デザインパターンに関する知識が強力なツールになります。)

従って、始めのうちは、あまり詳細にとらわれず、大まかなポイントだけを押さえて行き、後で全体を見直す、と言うアプローチで臨む方が良いと思います。

3ー3ー2 コネクタ

図09−03



コネクタは、両端にコネクタ端を持ち多重度指定が可能であるとともに、各コネクタ端は、ポートやパートなどのプロパティと関連を持ちます。
また、コネクタは、場合により関連(Association)を意味することもあります。 (昨日触れましたように、ConnectableElementはコラボレーションと関係付けるために使用されています。)