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2006年7月31日月曜日

UML中級講座 第78回 Par / Critical

突然梅雨前線が消滅したと言う事で、本格的な夏がやってきたようです。
筆者は神戸市(兵庫県)で生まれ育ったせいか、海と山が同時に見えない風景になんとなく圧迫感を感じますが、夏は特にその傾向が強いようです。

どういう風景に安心感を感じるかは、十代をどこで過ごしたかによって大きく左右される様な気がします。
筆者の知り合いで、以前は都会で暮らしていましたが、今は信州の八ケ岳に住み着いている人がおります。
その人の子供たちは既に成人しておりますが、幼年期をビル街で過ごした割には、十代を過ごした雪を頂いた高山の風景がないと落ち着かないと言っております。

図 C06



Par

Parは、オペランドの並列処理を意味しています。
各オペランドは、互いにインターリーブされて処理されます。
イベントの発生の観点から言いますと、各オペランドのイベントは次々に混在して発生して見えますが、しかし、一つ一つのオペランド内では、General Orderingのルールは守られます。

Critical

Criticalは、コンバインド・フラグメントが、クリティカル・リージョンである事を示しています。
クリティカル・リージョンでは、それを内包するインタラクション・フラグメントのイベントがインターリーブする事が出来ません。
図C06は、クリティカル・リージョンの例で、メッセージm5の受信後、m6の送受信が終了するまでは、クリティカル・リージョンの上位のフラグメントのイベントがインターリーブする事は出来ません。