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2006年7月26日水曜日

UML中級講座 第76回 コンバインド・フラグメント

昨日に引き続いて、コンバインフラグメントの解説を行ないます。

コンバインド・フラグメント

opt

optは、コンバインド・フラグメント自身を実行するかしないかの選択がある事を示します。
セマンティクス的には、オペレータが”alt”で、2つ目の(elseの方の)オペランドが空っぽである状態と同値になります。

図 C03は、その表示例です。

図 C03

break

breakは、コンバインド・フラグメント中にブレーク・ポイントがある事を示します。
通常は、ガードと共に用いられ、ガード条件が成り立てば(真になれば)後続部分は全く無視され、成り立たなければ(偽になれば)後続部分が実行されます。
breakオペレータを持つコンバインド・フラグメントは、内包する生存線を最後までカバーする必要があります。

図 C04

また、breakオペレータを持つコンバインド・フラグメントで、ガードがない場合の振舞いについては規定されていません。(どのように振る舞うかは、非決定的)