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2006年8月11日金曜日

UML中級講座 第85回 インタラクション図のメタモデル

インタラクション・フラグメント

インタラクション・フラグメントは、直感的にはインタラクション図そのものを示す包括的な抽象メタクラスです。
セマンティクス的には、イベントのトレースと同等のものになります。
図14-07は、インタラクション・フラグメントを定義するメタモデルのうち、コンバインド・フラグメントを説明する部分だけを切り出したものです。
コンバインド・フラグメントは、インタラクション・フラグメントの一種であり、インタラクション・オペレータと言う属性を持ちます。(属性は、alt、opt等の値を取ります。)
また、コンバインド・フラグメントは、インタラクション・オペランドを持ち、オペランドは、インタラクション・フラグメント(つまりあらゆるインタラクション)とインタラクション制約を持つ事が可能です。
オペランド自身が、インタラクション・フラグメントを所有するので、あらゆる形の入れ子が可能になります。
また、テクニカルなモデリングですが、Continuationもインタラクション・フラグメントの一種として定義されています。

図14-07