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2010年9月10日金曜日

法善寺横町

織田作之助作「夫婦善哉」は名前だけはかすかに聞いた事はあるものの、藤島桓夫氏が歌う「月の法善寺横町」とイメージがごっちゃになり、おまけに、食べ物の「ぜんざい」と何の関係があるのか分からず、長い間謎の状態でしたが、今回、法善寺と言う実在する寺がある事を発見し、積年の疑問が解決しました。

法善寺横町の入り口。(写真左)
夫婦善哉の店も、法善寺の隣にあります。

もともとは、明治の頃、1人前のぜんざいを、量を多く見せるために2つのお椀にわけて出していたのが評判になり、店を切り盛りしていた母娘が、それを夫婦ぜんざいと呼んで説明し始めたのが発端で、その後、法善寺の近所に生まれ育った織田作之助が、法善寺横町を部隊に、自分の姉夫婦をモデルに小説を書き、 それが森重久弥主演で映画化されて有名になり、また作詞した「月の法善寺横町」も大ヒットしたと言うのが、法善寺が全国区にのし上がったストーリーのようです。

現在は、法善寺境内の水掛不動尊は、縁結びの神様、商売の神様として信仰されています。
筆者も、あやかろうと、水掛不動尊に水をたっぷりかけ、お祈りしてきました。


(写真右)観光客とおぼしき外人さんも一人歩きしている法善寺のこいさん通り。