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2006年10月31日火曜日

UML中級講座 第97回 入場/出場ポイント

昨日、お話しました物作りに強く関係しますが、OMGでは現在、組込み系の資格試験であるOCRESの準備をしております。
組込み系の試験と言っても、現在様々なものが実施もしくは実施予定されていますが、OCRESは、基本的にアーキテクチャ中心の試験であり、他の試験のカバレッジとは、ほとんどかぶりません。

良く言われるように、システム開発は、複雑度が増すにつれて、次のような3段階を経ます。

1)コーディング中心、コーディングが全ての世界
2)デザインが必要な段階、デザインの良し悪しが重大なインパクトを与える
3)アーキテクチャ的アプローチが必要な段階、アーキテクチャが品質を決めてしまう段階

そして、OCRESは、2)と3)の段階のデザイナーやアーキテクトに必要な能力を評価する試験です。

入場/出場ポイント

入場ポイント、出場ポイントは、図D18の(a)や(c)のように、ステートマシン図やコンポジットステートの境界線上に描き、入場もしくは出場の遷移を表します。
また、図D18の(b)や(d)の様な書き方も許されます。((a)と(b)、(c)と(d)は等価です。)



図D18