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2006年10月26日木曜日

UML中級講座 第95回 終了状態

昨日のブログで、高層ビルの最上階にあるフィットネス・クラブの話を書きましたが、そのプールの窓の真下に、TBSと言う放送局があります。
関東平野にお住まいの方以外には、放送波が伝播しないので、なじみがないかも知れませんが、筆者の年代ですと、ウルトラQやウルトラセブンと言った往年の名作を放送した放送局であり、こういう形の再会には、中々感慨深いものがあります。
恐らく、数十年前、ウルトラQを非常に斬新に感じていた頃の日本では、プールの窓越しに放送局を見下ろす風景は、未来都市そのものだったと思います。(放送局のビルそのものも、決して低い建物ではありません。)

終了状態



終了状態は、図D17のシンボルで表されます。
この記号は、アクティビティ図のアクティビティ終了ノードと同一です。(意味は、もちろん違います。)
歴史的に言いますと、アクティビティ図は、元々、状態遷移図風に定義されていたのが、UML2.0になって、状態遷移図から完全に離れた経緯があります。
従って、終了状態以外にも、ステートマシン図とアクティビティ図では、非常に良く似たシンボルが使われています。
終了状態は、属する領域(リージョン)が完了している事を示しています、全ての領域が完了している場合は、それを包含する状態は、完了していると見做されます。

図D17