ストラタジーナム メニュー

2006年9月21日木曜日

UML中級講座 第92回 サブマシン状態

最近は、身辺慌ただしく、たまにはのんびりと、普段読めないような種類の本を持って温泉にでも行きたいなと思っていた所、来週、OMG総会出席のためアメリカに出張することになりました。

願望として持っていた旅と170度くらい違っているタイプの旅ですが、場所がディズニーランドの中と言うことで、多少息抜きができると、心密かに期待しております。(ここに書いた以上、密かではなくなってしまいますが)

また、OMG総会の様子も、今後触れたいと思っております。

サブマシン状態

サブマシン状態は、他の状態マシンを参照して表される状態です。
図D09は、サブマシン状態の例を示しています。
サブマシン状態の状態名は、状態名:参照されたサブマシン名 の形式で記述され、図D09で4は、状態名が[失敗処理」、参照されたサブマシン名が「失敗SM」であることが示されています。
サブマシン状態には、入口点(entry point)、出口点(exit point)をつけることができ、入口点、出口点の名前は、参照されたサブマシンの入口点、出口点と一致する必要があります。
また、図D09のエラー3の様に、無名の入口点(もしくは出口点)が示された場合は、サブマシンのデフォルトの入口点(出口点)を、意味することになります。
この図の出口点、SubEndから出た場合は、修復1を実行することになります。
また、これらの表現は、コンポジット状態にも使用可能です。(ただし、サブマシン名への参照は、当然の事ながら除きます)

サブマシンの表記

図D10と図D11は、サブマシンの表記です。
通常の状態マシンと同じ表現を取ります。
また、出口点は、状態マシン内に記述したり、境界線上に記述したり(D11)できます。

図 D09





図 D11