今週は、カナダのモントリオールに滞在しております。モントリオールは、ボストンと同じく米大陸としては古くから開けた都市で、町並みもヨーロッパ調です。また、住民の多くはフランス語を話し、地名や駅名も殆どがフランス語ですので、まるでフランスに来たような錯覚に囚われます。
ここは、ボストンに輪をかけて寒く、石造りの建物の間を縫う石畳の街路に人影はまばらで、時間が凍ってしまったような印象を受けます。たまに通り過ぎる人々も、ファッションを気にする若い女性を除くと、みんな南極探検隊のような格好をして無言で歩いています。
こんな街ですので、一人で夕暮れ時に歩いていると、不思議なエキゾチシズムの感に襲われます。こんな感覚は、海外旅行をしても、絶えて久しく感じたことがなかったのですが、あえて言うと、昔の神戸の異人館街にあったような、ある種のノスタルジーに似た感覚、自分が見知らぬ街でエトランジェ、異邦人になってしまったような感覚と言えば、多少ご理解頂けるでしょうか。
筆者は、ホテルの裏の雪の残る石畳の細い通りを歩いている時に、暗い電飾の窓越しに古いアンティークの電話機を見つけ、思わず店に飛び込みました。骨董屋とも雑貨屋ともつかない店の中は意外に広く、思わず目当ての電話機以外のものも買ってしまいました。
配備仕様
配備仕様(Deployment Specification)は、コンポーネントがノードに配備される際の実行オプションを記述したもので、例としては、実行場所や、並列処理の指定、トランザクション処理の指定などが挙げられます。
図H07は、AppServer1ノード内のShoppingCart.ear(*)に配備されるOrdder.jarの配備仕様がOrderdesc.xmlであることを示しています。
図H07
配備は、タイプレベルもしくはインスタンスレベルで表現することが可能で、図H06は、配備仕様のタイプレベルとインスタントレベルの記法を示しています。
図H06
(*)EARは、Enterprise Archiveの略で、Java EEアプリケーションのパッケージ形式。WAR(Web Application Archive)やEJB(Enterprise Java Beans)、Jar等を包含することが可能。