ストラタジーナム メニュー

2007年2月7日水曜日

UML中級講座 第105回 ノード内の配備

マサチューセッツ州は、伝統的にリベラリズムの影響が強く、民主党支持の州として知られています。そして、ご想像の通り、昨今のブッシュ政権に対する評価は、最大限上品に言って「糞のレベル」にあります。

昨日、リベラルアーツを形だけまねて中身が伴っていない大学教育の話をしましたが、どういう点が違うかと言うと、基本的な学習項目には、あまり差がないのですが、こちらのリベラルアーツの学校の最大の特長は、少人数教育であり、全人格的な教育が期待されていることです。
日本の形骸的なリベラルアーツの教育は、必ずしも大学や為政者の意思ではなく、60年代70年代の学生運動に示されるように、学生側の意思であった面もあり、一概に誰の責任と決めつけるのは難しい所です。
また、リベラルアーツ系にも大きな欠点があります。教育費が、べらぼうに高いことです。
アメリカの大学の学費は、中流家庭にとっても、極めて大きな負担であり、そのために奨学金制度などもありますが、十分ではありません。そして、向学心はあるがお金がない若者にとって最もポピュラーで、かつ名誉ある方法が、兵士になることです。
何年かの兵役を務めると、軍から大学の学費を得ることができます。
今現在、イラクに相当数のアメリカの若者達が行っていますが、多くは、軍からの奨学金を得るためだと言われています。

今回、筆者が訪問したオフィスに、十代の頬の赤い兵士の写真が飾っている方がおられました。聞くと、息子が来月からイラクに行くことになったと言われます。

一般に、アメリカでは、公務員は日本ほど良い職業とは見做されていませんが、幾つかの例外があり、警察官や消防士、そして兵士など、第一線で危険な公的サービスに従事する人たちは、社会から一定の敬意をもって遇されます。(それに対して、バックオフィスの公務員は、最も好意的な言い方をしても、民間に就職出来なかった気の毒な人たちと見做されます)

イラクの問題は、自分たちの子供が戦地に赴く問題であり、ブッシュ政権に対する評価は、極めて微妙です。

ノード内の配備

前回は、ノード内の配備を表す方法として、ノードのシンボル内に配備する成果物のシンボルを書き込む形式を紹介しましたが、成果物のシンボルを使わずに名前のみを書いて表現することも可能です。(テキスト表現)
図H05は、AppServer1内の成果物をテキスト表現で示しています。



図H05