気がつくと、いつの間にか冬が終わり、桜も満開になってきました。東京地方では、先週辺りから「お花見」の風景が良く見受けられます。
筆者は、学生時代に関西から東京に移動して来た組ですが、東京と関西ではお花見の仕方がちょっと異なります。この違いは、吉田兼好の徒然草にもその記述があることから、少なくとも鎌倉ー室町時代から存在していたようです。
今は知りませんが、昔、筆者の子供時代の頃は、関西(神戸)では、花見と言うと、ただ見るだけで、花の下で宴会している風景はほとんど見られませんでした。
筆者の東京風の花見デビューは、新社員の時で、どこかの公園へ宴会の場所取りに行かされたのが最初です。日中早々に場所を確保し、会社の同僚達が来るまでの時間、寝転がって桜の花と青い空、そして白い雲を眺めながらビールを飲んでいると、こう言う花見の姿もいいもんだな、としみじみと感じたことを思い出します。
はた目から見ると、あまりみっとも良い姿とは言えず、兼好法師が批判した気持ちもわかりますが、中に入ると別の感慨が湧いてきます。こう言うのを視点の相違と言うのでしょうか、その立場で、見てみないとわからないものです。
配備のメタモデル
図10−04は、配備のメタモデル図です。DeploymentTarget(配備する場所を示す)とDeployedArtifact(配備される内容物)は、配備(Deployment)によって関連付けられています。DeploymentTargetは配備を所有する形の定義です。
DeploymentTargetはプロパティと汎化関係を持ちますが、これによりDeploymentTargetは内部構造を持つことができます。
また、DeploymentTartgetとDeployedArtifactは、共にInstanceSpecificationと汎化関係を持ち、UML図でインスタンスレベルでの表現を可能にします。
図10−04