ストラタジーナム メニュー

2006年4月14日金曜日

UML中級講座 第10回 メタモデリング

第9回で、お話しましたメタモデリングの続きです。メタモデルは、モデル言語を定義、設計するものです。

メタモデリング(続き)

UML2.0では、クラス図に加えオブジェクト図が正式な形で登録されましたので(より正確に言いますと、インスタンス図が正式に表現することができるようになり、オブジェクト図はインスタンス図の一つの形式となります)、オブジェクト図に登場する要素すべてに対し、メタモデル層のなかで対応するメタクラスが存在します。



図2−2
モデルレイヤーで記述される図には、必ず対応するメタモデルが存在します。図2−2は、「人」クラスのインスタンスである「太郎」オブジェクトをモデル表現し(いわゆるオブジェクト図、UML2.0では正確にはインスタンス図と呼ばれる)、そのメタクラスである「InstanceSpecification」と<< instanceOf >>の関係があることを示しています。
この関係は、オブジェクト図、インスタンス図に限らず、UMLで表現されるすべての要素(図示されるものだけではなく、明示されないものも含めて)に関して存在します。